相手の機嫌ばかり気にして働いていた|回復して初めて気づいたこと

仕事よりも、上司や同僚の機嫌を気にしてしまう。

朝は表情を見てから話しかけ、足音が聞こえるだけで緊張する。

私も以前、そんな毎日を送っていました。

当時は「自分が悪いから怒られる」「もっと頑張れば変わる」と思い、自分ばかり責めていました。

でも、退職して再就職し、少しずつ心と体が回復してきた今、ようやく気づいたことがあります。

それは、私がおかしかったのではなく、相手の機嫌に振り回される環境が普通ではなかったということです。

この記事では、私が毎日どのように相手の機嫌を気にしながら働いていたのか、そして回復して初めて気づいたことを、実体験をもとにお伝えします。

もし今、同じように誰かの機嫌を気にしながら働いている方がいたら、「自分を責めなくていいかもしれない」と思うきっかけになれば嬉しいです。

目次

毎朝、仕事より先に確認していたもの

前の職場で働いていた頃、私は毎朝仕事のことよりも先に気にすることがありました。

「今日は機嫌が悪くないかな。」

それが当たり前になっていました。

朝、相手の表情を見る。

足音が聞こえるだけで緊張する。

話しかけるタイミングを探る。

怒られないように、ミスをしないように、とにかく素早く動く。

仕事に集中するより、相手の機嫌を気にしている時間の方が長かったように思います。

当時は、それが普通だと思っていました。

機嫌ひとつで職場の空気が変わる毎日

私の職場には、感情がそのまま周囲に伝わるように感じる人たちがいました。

生産が遅れると、人のせいにして怒鳴る工場長。

工場長になった途端、班長への態度がよそよそしくなった工場長。

そして、ほんの少しのミスでも激しく怒る人。

人によって態度を変える場面もありました。

そのため私は、「今日は大丈夫かな」「また怒られるかもしれない」と考えながら働くようになっていました。

今振り返ると、私は仕事ではなく、相手の機嫌に合わせて行動していたのです。

いつも緊張していた

常に気を張っていました。

焦る。

ミスをしないように神経を使う。

わからないことがあっても質問しづらい。

自分の仕事より、相手が今どんな表情をしているのかが気になってしまう。

そんな状態では、心が休まる時間はありません。

家に帰る頃には、毎日ぐったりしていました。

不正脈などで体調を崩し、職場にも迷惑をかけてしまいました。

当時は、「もっと自分が頑張ればよかった」「私が悪かった」と、自分ばかり責めていました。

退職しても、すぐには気づけなかった

適応障害になり、退職しました。

再就職してからも、新しい仕事を覚えること、新しい環境に慣れることで精一杯でした。

「あの職場は普通じゃなかった。」

そんなことを考える余裕はありませんでした。

ただ毎日働くことで精一杯だったのです。

回復して初めて気づいたこと

少しずつ仕事に慣れ、体調も回復してきました。

心にも少し余裕ができた頃、ようやく気づいたことがあります。

前の職場では、私は相手の機嫌に振り回されながら生きていたということです。

今の職場では、上司がいつもイライラしているわけではありません。

苦手な上司がいる人はいても、前の職場のように毎日誰か一人が緊張し続けるような空気はありません。

上司に自分の意見を伝える人もいます。

そんな当たり前の光景を見て、

「これが普通の職場なんだ。」

そう思いました。

今でも残っているもの

今でも怖そうな上司に質問するときは緊張します。

後ろから見られていると、「何か言われるのではないか」と身構えてしまうこともあります。

完全には消えていません。

でも、それは私が弱いからではなく、長い間緊張し続けた結果なのだと思っています。

あの頃の私と、今苦しんでいるあなたへ

今の私は、あの頃の自分にこう伝えたいです。

「そんなに自分を責めなくてよかった。」

私はずっと、「もっと頑張れば変わる」と思っていました。

でも、本当に必要だったのは、自分を責め続けることではなく、環境を見直すことでした。

もし今、毎日誰かの機嫌ばかり気にして働いている人がいるなら、一度立ち止まって考えてみてください。

その緊張は、あなたの性格が原因ではなく、環境がそうさせているのかもしれません。

我慢し続けると、心だけではなく体にも影響が出ることがあります。

環境を変えることは、逃げではありません。

自分の心と体を守るための、大切な選択です。

私は回復してから、ようやくそのことに気づきました。

だから今苦しんでいる人には、自分を責め続ける前に、自分自身を大切にしてほしいと心から願っています。

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