私だけが感じていたわけじゃなかった|退職後に知った職場の本音

職場いじめを経験していると、

「私が悪いのかな」

と思ってしまうことがあります。

私もそうでした。

周囲は普通に接している。

誰も何も言わない。

だから、自分の受け取り方がおかしいのかもしれないと思っていました。

でも今振り返ると、そうではなかったのかもしれません。

今日は、私が感じていた「加害者が周囲に見せる顔」について書きます。

目次

周囲から見ても怖い人だった

その人は、決して誰からも好かれている人ではありませんでした。

気に入らないことがあると口に出す。

不機嫌になる。

強い言い方をする。

周囲も「怖い人」という印象を持っていたと思います。

だから、みんな気付いていなかったわけではありません。

むしろ、気付いていた人はいたのだと思います。

それでも誰も何も言いませんでした。

偉い人との距離が近かった

その人には特徴がありました。

社長や工場長など、立場が上の人と親しくなるのです。

実際に歴代の工場長とも距離が近く、発言力があるように見えました。

私はそれが怖かった。

もし何か言っても信じてもらえないかもしれない。

逆に私が悪者になるかもしれない。

そんな気持ちがありました。

だから余計に何も言えませんでした。

私にだけ違う態度だった

今思うと不思議なことがあります。

その人は年上の人にもタメ口で話していました。

でも私には敬語でした。

一見すると丁寧に聞こえるかもしれません。

でも実際は違いました。

そこには距離感がありました。

どこか見下されているような感覚。

自分の方が上だと思っているような空気。

毎日接していると、言葉だけでは説明できないものが伝わってきます。

監視されているようだった

私が一番苦しかったのは、監視されているような感覚でした。

何かミスをしていないか。

何か間違えていないか。

いつも見られている気がしていました。

そして何かあれば文句を言われる。

だから常に緊張していました。

今の職場ではそんなことはありません。

だからこそ、あの頃の状態が普通ではなかったことに気付きます。

本当は誰かに話したかった

当時の私は、

「私が悪いんだ」

と思っていました。

班長として頼りなかったのかもしれない。

仕事ができていないのかもしれない。

だから厳しくされるのかもしれない。

そう考えていました。

でも本当は苦しかった。

誰かと話したかった。

「あの人しんどいよね」

そう言い合えるだけでも救われたと思います。

でも言えませんでした。

もし私の思い込みだったら。

もし私が悪口を言う人だと思われたら。

そう考えると怖かったのです。

私だけが感じていたわけじゃなかった

退職して再就職した後のことです。

子どもの運動会で、前の会社の同僚2人と会いました。

すると開口一番、

「体、大丈夫?」

と声をかけられました。

そして、

「辞めたの、◯◯さんのせいでしょ?」

と言われたのです。

私は驚きました。

在職中、誰にも何も言っていなかったからです。

思わず、

「わかってた?」

と聞き返しました。

すると、

「見ていてわかったよ」

と返ってきました。

さらに、

「何もしてあげられなくてごめんね」

とも言われました。

その時初めて知りました。

私だけが感じていたわけではなかったことを。

退職後に知った現実

さらに話を聞いて驚きました。

私が辞めた後、その人は別の人たちを追い詰めていたそうです。

中には、隣にいるだけで動悸がするほど苦しんでいる人もいると聞きました。

そして以前よりさらに威張るようになっているとも。

その話を聞いた時、複雑な気持ちになりました。

うれしかったわけではありません。

でも、

「私の勘違いじゃなかったんだ」

と思いました。

今だから思うこと

職場いじめを経験すると、自分を責めてしまいます。

私も長い間そうでした。

「私が悪いんじゃないか」

「気にしすぎなんじゃないか」

そう思い続けていました。

でも今は少し違います。

もちろん相性の問題もあるでしょう。

感じ方の違いもあるでしょう。

それでも、人を追い詰めるような態度を取り続ける人がいるのも事実です。

そして、そういう人ほど周囲には別の顔を見せていることがあります。

だから被害を受けた人は、自分を責めてしまう。

私もその一人でした。

でも今は思います。

あの頃の私は弱かったわけではない。

ただ、ひとりで抱え込みすぎていただけだったのだと。

そして、

私だけが感じていたわけじゃなかったのだと。

運動会で元同僚から聞いた話で、私は「私だけが感じていたわけじゃなかった」と知りました。

でも当時の私は、その苦しさを誰にも話せませんでした。

▶︎ 私は誰にも言えなかった|職場いじめの中で自分を責め続けた話

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次