派遣は気楽だと思っていました。
責任を背負いすぎない。
距離感がある。
壊れにくい。
そう思って選びました。
正社員として無理を続け、
心を壊した経験があるからです。
「今度こそ、壊れない働き方を」
そう決めて選んだのが、工場派遣でした。
でも――
辞めたくなった日は、ちゃんとあります。
今日は、
50代で感じた「限界」と、
そのときの本音を書きます。
最初の1か月は、正直きつかった
工場勤務は立ち仕事です。
同じ作業の繰り返し。
スピードも求められます。
検品、箱詰め、流れ作業。
頭よりも、体を使う仕事です。
最初の1か月は、本当にきつかった。
帰宅後は、足が重くて動けない。
ソファに座ったまま、しばらく立てない日もありました。
「続けられるのかな」
何度も思いました。
若い頃のきつさとは違います。
体力の問題もありますが、
それ以上に、
「また無理をしてしまうのではないか」
という不安が、ずっと心の奥にありました。
辞めたくなった瞬間
ある日、検品で小さな見落としをしました。
大きなミスではありませんでした。
でも注意された瞬間、
胸が一気に冷たくなりました。
その言い方がきつかったわけではありません。
普通の指摘でした。
でも私は、
前の職場の記憶がよみがえりました。
責められ続けた日々。
「自分が悪い」と思い込んでいた時間。
「また始まるのかもしれない」
その感覚が怖くて、
帰り道で本気で辞めようかと思いました。
「やっぱり私はダメなのかもしれない」
50代になっても、
こんな不安は消えていませんでした。
50代の不安は体力だけじゃない
体力は、ある程度慣れます。
足の痛みも、1か月を過ぎると少し楽になりました。
でも50代の不安は、
・また壊れるかもしれない
・人間関係で消耗するかもしれない
・ここもダメだったらどうしよう
という、心の部分でした。
若い頃の「きつい」は、
体の問題が大きかった。
今は違います。
「これ以上ダメだったら、立て直せるのか」
その不安が一番大きい。
それでも辞めなかった理由
辞めなかった理由は、
意外とシンプルでした。
まず、誰も人格を否定しなかったこと。
注意はされます。
ミスも指摘されます。
でも、
「あなたが悪い」
「向いていない」
とは言われませんでした。
仕事の話だけ。
この違いは、本当に大きかった。
そしてもう一つ。
私が落ち込んでいたとき、
先輩がこう言ってくれました。
「みんな通る道だよ」
その一言で、
涙が出そうになりました。
私だけができないわけじゃない。
最初は誰でもつまずく。
そう思えた瞬間、
少しだけ肩の力が抜けました。
7時間勤務が救いだった
私は8時間ではなく、7時間勤務を選びました。
もし8時間だったら、
あの日、辞めていたかもしれません。
1時間の余白。
この余白が、
・帰宅後に少し横になれる時間
・考えすぎずに済む時間
・気持ちを整える時間
になりました。
「明日も行けるかもしれない」
そう思える余裕があったのは、
7時間だったからだと思います。
派遣だからこそ持てた距離
もし正社員だったら、
「ここで頑張らないと」
「簡単に辞めちゃいけない」
と自分を追い込んでいたと思います。
でも派遣だったから、
「合わなければ次もある」
と、どこかで思えました。
この“逃げ道がある感覚”は、
決して無責任ではありません。
心を守るための保険でした。
だから、辞めずにいられた。
皮肉ですが、
「辞められる」と思えたからこそ、
続けられたのかもしれません。
辞めたくなるのは普通
50代で新しい職場に入る。
それだけで、かなりのエネルギーを使います。
覚えることもある。
体も慣れていない。
周りは知らない人ばかり。
辞めたくなるのは、弱いからではありません。
変化は、それだけ負担が大きいということです。
私の結論
派遣でも、辞めたくなる日はあります。
50代でも、不安は消えません。
でも、
壊れるほど追い込まれる環境ではなかった。
そして、
「みんな通る道だよ」
そう言ってくれる人がいた。
だから続いています。
逃げずに続けることだけが正解ではありません。
でも、
「無理をしない範囲で続ける」
それも、立派な選択だと思っています。
選択肢があるという安心
派遣は登録無料です。
もし合わなければ、
次を探すこともできます。
選択肢があるだけで、
「ここしかない」
と思わなくて済みます。
50代の働き方は、
がむしゃらに頑張ることではなく、
自分を壊さないこと。
私は、そう思っています。
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