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新しい道を見つけた日 — そして決意

適応障害の治療には時間がかかると思っていた私。
「治ってから辞めよう」そう考えていた心が、大きく動いた日がありました。
これは、未来へつながる“希望の光”を見つけた瞬間の記録です。

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偶然目に入った “派遣アプリの求人”

適応障害で休んでいた頃、ふと開いた派遣会社のアプリ。
それは 1年以上前、会社でつらかった時期に衝動的に登録したもの でした。

ほとんど開くこともなかったそのアプリに、
思いがけない求人が載っていたのです。

ずっと働きたいと思っていた場所だった

そこにあったのは──

「以前から働きたいと思っていた工場の求人」

しかも、
知り合いも多く、評判も良い場所。

パートしかなかったから諦めていた工場。
その募集が出ているのを見た瞬間、胸がギュッとなりました。

気づいたら、画面をスクロールする手が止まりませんでした。

8月20日──心に光が差したターニングポイント

「ここで働きたい」

そう思った瞬間、
曇っていた心に 小さな光 が差し込みました。

すぐに派遣会社へ電話。
しかし担当者は不在で、夕方の折り返しを待つことに。

担当者から聞いた現実と、わずかな希望

夕方、折り返しの電話が来ました。

「早い者勝ちなので、10月・11月の枠が空いているかはわからないんです。
でも……9月下旬なら、何とかなるかもしれないです。

その言葉に胸が高鳴りました。

ただし、登録から1年以上経っていたため 再登録が必要 とのこと。

担当者の都合が良い 8月25日 に来社予約をし、私は電話を切りました。

“治したい”と思えたのは、希望が生まれたから

9月下旬までに治したい。
その一心で、沈んでいた心が少しずつ前に進み始めました。

「治さなきゃ」
「戻りたい」
「変わりたい」

そんな気持ちが自然と湧いてきて、
久しぶりに 未来のことを考えられた日 でした。

そして、辞める決意を固めた夜

その夜、私は覚悟を決めました。
長く迷い続けていた“退職”に、ついに心が向いたのです。

上司に電話をかけました。

「いつ良くなるかわからないので、今月いっぱいで辞めさせてください。
休んだ日は残りの有給でお願いします。」

電話口の上司は、いつもより優しい声でした。

「仕方ないね。ゆっくり休んでね。」

その言葉に胸がじんわりと熱くなりました。

責められると思っていた自分。
でも返ってきたのは、思いがけない温かさ。

「申し訳ない」
「ありがとう」

その2つの感情が同時に溢れました。

新しい環境へ進むための一歩

こうして私は、
長く苦しんだ職場から離れ、
未来へつながる新しい道へ進む決意を固めました。

それは──

逃げではなく、未来へ向かう勇気ある決断。

ずっと曇っていた心に、確かな光が差し始めた日でした。

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