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休養という時間。ゆっくり戻っていく心と身体

適応障害と診断されて休養に入った私。
最初は不安でいっぱいで、何もできない自分が苦しくてたまらなかった。
それでも少しずつ、少しずつ——
心と身体は確かに回復へ向かっていきました。
これは、そんな“静かな変化”を振り返った記録です。

目次

不安に包まれた最初の数日

休養に入ってすぐの頃は、
一日中、軽い乗り物酔いのような気持ち悪さがありました。

体が重い。
やる気が出ない。
横になっている時間の方が長い。

そして頭の中には、
いつも 「これからどうしよう」 という不安だけが残っていました。

止まらなかった“検索のループ”

スマホを開いては、

  • 適応障害のこと
  • 傷病手当について
  • いじめで退職した人の体験談
  • 雇用保険のルール

次から次へと検索していました。

調べるほど不安が減ると思っていたのに、
むしろ胸がギュッと苦しくなる日もありました。

少しずつ、少しずつ戻ってくる感覚

お盆が始まる頃、
ふと、体の重さが軽くなる瞬間がありました。

「家のこと、できるかもしれない」

そんな小さな前向きさが、
そっと心に灯りました。

家事ができるようになった日

掃除、料理、片付け——
少しずつ、できることが増えていきました。

夜も眠れる日が増え、
あの「すぐ目が覚める感じ」も落ち着いていきました。

でも、まだ不安定な日はあり、
ほんの小さなことが心をざわつかせることもありました。

回復は、まっすぐの線ではなく
ゆっくりと揺れながら進むカーブのようなもの

そのことを、この頃ようやく理解しました。

休養して初めて気づいたこと

立ち止まってみて初めて、
自分がどれだけ無理をしていたかがわかりました。

「強くなるために頑張る」のではなく、
「壊れないために休む」 ことが必要だったんだと、
ようやく気づいた気がします。

人は思っている以上に、
心をすり減らしながら生きてしまうものですね。

ゆっくりでいい。この休養は無駄じゃない

休んでいると、つい
「何もできていない…」
と思ってしまいがちです。

でも本当は違いました。

休んでいる間も、
心と体は、回復のために全力で働いていたんです。

頑張り続けてきた分、
取り戻すための時間が必要だっただけ。

そしてこの休養期間のおかげで、
私は少しずつ前に進む準備が整っていきました。

同じように休養しているあなたへ

もし今、

「何もできない…」
「休んでいていいのかな…」

そんな気持ちでいる方へ。

あなたはただ、
心と身体を治すための大切な時間を過ごしているだけ です。

休むことは“怠け”ではなく、
生きるための回復行動 です。

どうか焦らず、
あなたのペースで少しずつ前へ進んでください。

このブログが、
あなたの心の休む場所になりますように。

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