仕事を辞めたとき。
働けなくなったとき。
一番不安になるのは、「これからの生活」ではないでしょうか。
そんなときに、
生活を支えるために用意されているのが
雇用保険という制度です。
この記事では、
- 雇用保険とは何か
- どんなときにもらえるのか
- いくら・いつまで・どうやって
を、できるだけやさしくまとめます。
雇用保険とは?
雇用保険とは、
働いているときに保険料を払い、
仕事を失ったときや、働けなくなったときに、
生活を支えるためのお金がもらえる制度です。
簡単に言うと、
「働けなくなったときのための保険」
です。
会社員や派遣社員、パート・アルバイトでも、
条件を満たせば加入しています。
どんなときにもらえる?
雇用保険は、主にこんなときに使われます。
- 仕事を辞めたあと、次が決まるまで
- 病気などで働けなくなったあとに退職した場合
- 失業中に再就職を目指すとき
多くの人が使うのは、
「失業したとき」にもらえるお金です。
これを一般に、
**失業給付(基本手当)**と呼びます。
失業給付(基本手当)とは?
失業給付とは、
仕事を辞めたあと、
すぐに働けない期間の生活を支えるお金です。
条件を満たすと、
ハローワークで手続きすることで受け取れます。
もらえる条件
基本的な条件は次のとおりです。
- 働く意思と能力がある
- 仕事を探している
- 雇用保険に一定期間加入していた
加入期間の目安は、
- 自己都合退職:原則12か月以上
- 会社都合退職:原則6か月以上
※ 退職理由によって条件が変わります。
いくらもらえる?
金額は、
辞める前の給料をもとに計算されます。
目安は、
「給料の50〜80%くらい」
人によって金額は違いますが、
完全に収入がゼロになるのを防ぐ役割があります。
いつからもらえる?
手続きの流れは、
- ハローワークで手続き
- 7日間の待機期間
- 退職理由によって給付制限あり
- その後、支給開始
自己都合退職の場合は、
待機7日+給付制限(原則2〜3か月)があるため、
すぐにはもらえないことがあります。
一方、
- 会社都合退職
- 特定理由離職者
に当てはまると、
給付が早く始まることがあります。
いつまでもらえる?
もらえる期間は、
- 年齢
- 働いていた年数
- 退職理由
によって変わります。
目安は、
- 90日
- 120日
- 150日
など、人によって違います。
再就職したらどうなる?
雇用保険をもらっている途中で
再就職が決まった場合、
条件を満たすと、
- 再就職手当
- 就業促進定着手当
などの制度につながることもあります。
早く働き始めた人を
応援する仕組みも用意されています。
申請の流れ
雇用保険をもらうには、
- 離職票を受け取る
- ハローワークへ行く
- 求職の申し込み
- 説明会に参加
- 失業認定を受ける
という流れになります。
「仕事を辞めたらハローワークへ」
が基本です。
よくある勘違い
「辞めたら誰でももらえる?」
条件を満たしていないと、もらえません。
加入期間や退職理由が大きく関係します。
「働く気がなくてももらえる?」
働く意思がない場合は、対象になりません。
「病気の人はもらえない?」
病気で「すぐ働けない」状態の場合、
失業給付ではなく、
別の制度が関係することもあります。
まとめ
雇用保険は、
- 働けなくなったとき
- 辞めたあと
- 再就職までの間
の生活を支えるための制度です。
仕事を失うことは、
人生の中で誰にでも起こり得ます。
でも、
「終わり」ではありません。
支える制度は、ちゃんと用意されています。
困ったとき、
ひとりで抱え込まず、
まずはハローワークに相談してください。
この制度を調べるようになったのは、
私自身が50代で働き方を見直すことになったからです。
実際に派遣という働き方を選ぶまでの経緯は、
こちらの記事で詳しく書いています。
