再び向かったハローワーク。
この日は、手続きだけでなく、
私の心にも小さな変化があった一日だった。
朝いちばんで、もう一度ハローワークへ
次の日は、前の会社の人とランチの約束があった。
でもその前に、
どうしても済ませておきたい手続きがあった。
朝いちばんで、ハローワークへ向かう。
受付で、
「就職が決まったので、手続きに来ました」
と伝えると、
職員さんが明るい声で、
「おめでとうございます」
と言ってくれた。
その一言だけで、
張りつめていた気持ちが、少しゆるんだ気がした。
まずは1階での手続き
1階のカウンターに案内され、
再就職先の会社情報などを順番に確認された。
書類を見ながら、淡々と進む手続き。
でもその中で、
「本当に、次の仕事が始まるんだ」
という実感が、少しずつ湧いてきた。
2階へ。雇用保険と再就職手当の説明
次は2階へ移動。
ここでは、
待機期間が終わってからの 5日間分の雇用保険 の手続きをしてくれた。
さらに、
再就職までの土日分の雇用保険申請書も渡され、
「ポストに入れた日にちだけ書いて、出してください」
と、丁寧に説明を受けた。
そのあと、
再就職手当についての説明が始まった。
再就職手当の書類と、もう一度の手直し
派遣で再就職する場合の、再就職手当に必要な書類を4枚渡された。
- 申込書が1枚
- 派遣会社に書いてもらう書類が2枚
- 前日に受け取った採用証明書
ただ、ここでひとつ指摘を受けた。
私が提出した採用証明書の日付が、
「採用が決まった9月18日」のままになっていたのだ。
「過去の日付では受け付けられません。
就職後の日付に書き直してもらってください」
訂正してもらうか、
新しい用紙に書き直してもらう必要があるらしい。
さらに、
「この封筒に、今日お渡しした5枚の書類と、
派遣会社からもらえる契約書のコピーを入れて、
切手を貼って送ってください」
と説明を受けた。
再就職手当の申請は、
就職してから1か月以内。
審査には、
約1か月ほどかかる とのことだった。
説明は多くて、
全部分かったような、
でも少し不安が残るような…。
そんな気持ちのまま、
ハローワークを後にした。
ランチの時間。はじめて話した「本当のこと」
そのあと、
前の会社の人とランチへ向かった。
私が休養に入ってから、
ずっと気にかけて連絡をくれていた、大切な人。
今まで誰にも話せずにいた
職場でのいじめのこと を、
この日、はじめて打ち明けた。
言葉にするのは怖かったけれど、
話してみると――
胸の奥にずっと溜まっていたものが、
ふっと軽くなる感覚があった。
心が少し、前を向いた日
「言えてよかった」
「やっと、心の整理ができた」
そう思えた瞬間だった。
手続きが進んだこと以上に、
この日いちばん大きかったのは、
「ひとりじゃなかった」と感じられたこと。
これでようやく、
安心して再就職に向かえる。
そんな気がしていた。
読んでくださったあなたへ
手続きや説明に追われる日々は、
心まで疲れてしまいますよね。
でも、
誰かに話すこと、
気持ちを言葉にすることで、
心はちゃんと軽くなっていきます。
あなたも、
抱え込んだままじゃなくて大丈夫です。
▶次の第17話は、新しい職場の初日。心細さと安心が入り混じった朝
