※この記事は
「第2部|再就職後の日常と、50代の働き方」
の第3話です。
第2話では、
派遣で働き始めて最初に感じた
「気楽さ」と「少しの寂しさ」について書きました。
今回は、
正社員と派遣を実際に比べてみて分かった本音
を整理してみようと思います。
正社員で働いていた頃の私
正社員として働いていた頃、
私はずっと「仕事の中」にいました。
- 自分の判断が求められる
- 何かあれば責任を取る
- 職場の空気や人間関係も仕事の一部
それが当たり前だと思っていました。
でも今振り返ると、
仕事だけでなく、
感情まで仕事に持っていかれていた
気がします。
派遣になって変わった「立ち位置」
派遣として働き始めて、
まず変わったのは立ち位置でした。
- 役割がはっきりしている
- 判断は基本的に求められない
- 責任の範囲が決まっている
これは、
楽である反面、
少し距離を感じる部分でもあります。
「全部を把握しなくていい」
という安心感と、
「中心には入れない」
という寂しさ。
この2つが、
同時に存在していました。
気楽だけど、寂しい。それでも…
正社員と派遣を比べると、
よく言われるのはこの言葉です。
派遣は気楽だけど、不安定
確かにその通りです。
でも、
私にとって本当にしんどかったのは、
不安定さよりも、
- 常に気を張ること
- 周囲の感情に振り回されること
- 自分を後回しにすること
でした。
派遣になった今、
その負担がかなり減りました。
「仕事の中に入れない」ことへの正直な気持ち
正直に言うと、
派遣として働く中で、
「私はこの仕事の一部なんだな」
と感じる瞬間はあります。
会議に呼ばれない。
決定事項は後から知らされる。
それが悪いわけではないけれど、
正社員を経験してきた身としては、
少しだけ、
置いていかれたような気持ちになることもあります。
それでも派遣を選んでいる理由
それでも私は、
今の働き方を選んでいます。
理由ははっきりしています。
- 無理をしていない
- 仕事が終わると、ちゃんと疲れが抜ける
- 家に帰っても、仕事を引きずらない
正社員だった頃は、
「続けるために無理をする」
が当たり前でした。
今は、
「続けるために無理をしない」
を選んでいます。
正社員と派遣、どちらが正しいかではない
正社員が良い。
派遣はダメ。
そんな単純な話ではありません。
- 責任を背負ってでもキャリアを積みたい人
- 今は守りながら働きたい人
立場も、体力も、心の状態も違います。
50代の再就職では、
どちらが正しいかより、
どちらが自分に合っているか
が大切だと感じました。
今の私が選んだのは「続けられる方」
正社員と派遣を比べた結果、
今の私が選んだのは、
続けられる方でした。
派遣は、
気楽で、少し寂しくて、
でも安心できる働き方です。
この先、
ずっとこのままとは限りません。
でも今は、
この距離感が、
ちょうどいい。
▶ 次の話へ
次回は、
50代で「もう頑張らない」と決めた理由
について書きます。
正社員に戻らないと決めた、
そのときの本音です。