「もういいです」と言われた日。
その瞬間に心が折れたのは、決して“その一言だけ”が理由ではありませんでした。
実はずっと前から始まっていた、
誰にも気づかれない“見えないいじめ”の積み重ねが、私の心を静かに削り続けていました。
これは、あの日に至るまでの私の記録です。
見えないいじめは、ずっと前から始まっていた
あの強烈な一言の前から、私の心は少しずつ壊れ始めていました。
監視されるような視線と、態度の圧力
私に対する強い当たりや、気分によって態度を変える理不尽な振る舞い。
・仕事の背後からじっと見られる
・些細な段取りのズレにもため息や舌打ち
・言葉にしない攻撃の空気
表立った言葉のいじめはなくても、
「圧」で心が削れていく日々でした。
そしてそれは── 半年ほど前から続いていた のです。
別の上司からのパワハラも重なっていた
私を苦しめていたのは、例の人だけではありませんでした。
怒鳴られ、理不尽に責められ続けた日々
・ミスしていなくても怒鳴られる
・理由のない叱責
・工場全体が凍りつくほどの大声
その上司は最終的に別工場へ飛ばされましたが、
それでも「安心できる職場になった」とは思えませんでした。
頼れない新しい上司が、生きづらさを加速させた
前の上司がいなくなって来た新しい上司は、現場をまとめられないタイプでした。
上司の無力さが、いじめを助長した
・注意してほしくても何も言えない
・言わない
・そして言えない
その結果、いじめてくる人の態度はさらに悪化し、
職場の空気は完全に支配されてしまいました。
社長からのパワハラが、職場全体を荒らしていた
問題は現場だけではありませんでした。
上層部の恐怖が、下へ下へと連鎖していく会社
社長が上司を怒鳴る声が工場まで響き、
怒鳴られた上司はそのストレスを部下へぶつける。
その 悪循環の連鎖 は、会社全体に染み込んでいました。
「ここにいたら壊れる」
そんな感覚が、日に日に強まっていきました。
「もういいです」は引き金にすぎなかった
あの日の一言は、突然の事故ではなく──
もう限界だった心が崩れ落ちる“最終のきっかけ”でした。
積み重なっていたもの
- 半年続く見えないいじめ
- 別の上司のパワハラ
- 無力な新しい上司
- 社長からの圧力が作る職場の悪循環
- 途切れない監視の視線と冷たい態度
これらすべてが、少しずつ私の心を蝕んでいました。
弱かったからじゃない。限界まで耐えていたから
今振り返れば、
あの日、心が折れたのは「弱いから」ではありません。
むしろ──
**あなたが優しい人だったからこそ、傷ついた。
あなたが頑張り続けてきたからこそ、限界が来た。**
あの日は、心が悲鳴をあげるのが遅すぎたくらいだったのかもしれません。
同じように“見えないいじめ”に苦しんでいるあなたへ。
言葉にされないストレスほど、人を静かに追い詰めるものはありません。
どうか一人で背負わないでください。あなたのせいではありません。
